インターネットをしている時によく「ネットが速い」とか「遅い」または「重い」なんていう表現が出てきます。
これっていったい何でしょう?
ざっくりと説明いたします。
「速い」とか「重い」ってなに?
ひとことで言ってしまえば、送受信するデータの1秒当たりの転送量のことです。
1秒の間にどれだけたくさんのデータを送受信できるか?ということです。
よりたくさんできれば「速い」、少ししかできなければ「遅い」「重い」となるわけです。
速さを表す単位があります。
回線速度の単位
情報の量をbit(ビット)で表します。
インターネットは文字や音声、画像、動画などの情報を送受信するサービスです。
その情報をどのくらい速く転送できるかという単位がbps(ビットパーセカンド)=1秒間に送信できるビット数。
車で行ったらスピードはkm/h(キロメートル パー アワー)、毎時〇kmとか時速〇kmとか表します。
この感じでいうと、bpsはb/sと同じで、秒速〇ビットで転送するということです。
数字が大きければ大きいほど、「速く」て快適であるということです。
遅く、重くなる原因
- 利用している回線の最大通信速度
- 回線の混雑
- ルーターの性能
- LANケーブルの性能
- PCの性能
などがあります。
混雑で遅くなるメカニズム
ごく一例ではありますが、平日の昼間は快適に使えることが多いです。
単純にみんな学校や仕事に出かけているからです。
逆に夜間や休日などはネットを使用する人が増えます。必然的に混雑すればスピードも落ちます。
1Gbpsのプランで契約していても、あくまでも最大値であります。しかも1本の光ファイバーをたくさんの人と分け合って使っています。
例えば10人と分け合っている場合、1Gbpsは1000Mbpsですからそれを単純に10で割れば最大値は100Mbpsになります。
最大値が100ですから、安定して出るのは30~40Mbpsがせいぜいでしょう。
光コラボ回線だった場合、32世帯で分け合いますのでもっと低い数値になるでしょう。
その他は機器の性能によるものなので、交換するなどで改善する場合もあります。
ベストエフォート型サービスってなに?
この記事をお読みいただいていると、ご理解いただけると思いますが、インターネットサービス(一部を除く)は基本的にスピードは変動があります。
プランの名前になっていたり、「最大〇Mdps」と書いてあります。
書いてある速度はあくまでも最大の速度です。時間帯や混雑状況などで速度が可変します。
「ベストエフォート」を直訳すると「出来る限り努力する」という意味です。回線サービスにおいては「保証はできない」という意味合いの方が強いです。
あらかじめ定められた品質(つまり通信速度)を「保証していない」サービスという意味です。
逆に「帯域保証型」サービスというのもあります。これは通信速度を最大値で維持して安定させることを保証するサービスです。
ごく一部で展開されていますが、料金や設備維持費などが高価になります。
まとめ
この記事で分かるのは
- 「速い」とか「重い」ってなに?
- 混雑で遅くなるメカニズム
- ベストエフォート型サービスってなに?
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