インターネットが快適に利用できるかどうかは、回線のスピードが速く安定しているかどうかにかかっています。
auひかりはその中でも非常に速く安定していると言われています。
なぜ回線速度が安定しているのか?理由を挙げてみました。
スピードが速く安定している理由
答えを一言で言うと「独自回線とダークファイバ―」を使用しているからです。
簡単に言うと共用ではなく、自社のみが運営している回線を使っているということです。
インターネット回線の種類
ざっくり種類分けすると、大きく3種類に分かれます。
光コラボ | 独自回線 | 強化回線 |
・フレッツ光 ・ドコモ光 ・ビッグローブ光 ・ソフトバンク光 ・OCN光 ・ソネット光 ・@nifty光 など | ◆通信系 ・auひかり ◆電力系 ・コミュファ光 ・メガエッグ光 ・eo光 ・ピカラ光 など | ・Nuro光 |
光コラボ
NTT東日本・西日本が運営する光ファイバー網をいろんな会社が共有しています。
その上光ファイバーのインターネット利用者のおよそ6割が利用している回線です。
共有会社が多く、利用者が多い分、ピーク時に速度が著しく落ちてしまうという特徴があります。
これは光ファイバー1本を32世帯で共有使用する仕様になっているからです。
ざっくり計算で1Gbps回線を32世帯で分け合うと、1世帯30Mbpsほどになってしまいます。
平日昼間はいいのですが、夜間や休日はみんなが使うので込み合います。
独自回線とは
独自で運営している光ファイバー網を使って提供されるサービスです。
運営会社以外の会社が使うことはなく独占できるので帯域を広く使えます。
auひかりはこの独自回線を使用しています。
光ファイバー1本に割り当てられる世帯数が少ないので速度が安定します。
※ただし、一都三県のみでの展開。
強化回線
速度が従来の光ファイバー回線の約2倍に強化された回線で、今のところNuro光のみです。
提供エリアがせまいです。
KDDIはなぜ独自回線を持っているのか?
もともと電力会社が電力系統や設備の制御・保守用に独自の保守回線網を持っていました。
東京電力がTEPCO光とサービスを展開しましたが全くうまくいかなかったために、KDDIに事業譲渡しました。
それが現在のauひかりという訳です。
auひかり一都三県以外の地域は?
auひかりは一都三県以外の地域では実はNTT回線を借りています。
光コラボと同じじゃないか!とおっしゃる方いらっしゃいますが、お待ちください。
光コラボとは違います。
何が違うのかというとダークファイバ―を使用しているのです。
ダークファイバ―とは
NTTの敷設された全光ファイバー回線の利用率は実は30~40%ほどにしかなっていないそうです。
残っている60~70%の眠っている光ファイバー回線があります。これを「ダークファイバ―」と呼びます。
利用していないのに維持・保守に莫大な費用が掛かってしまいます。
そこでNTTが他企業に格安でレンタルしているわけです。
auひかりはその分安く、速度が安定したサービスを提供できるわけです。
実際のスピード
実際に自分は5年ほどauひかりを使用しています。
その上でスピードテストをしてみました。
実測値は画像の通りです。すごく安定しています。
最低600Mbps出てるのは驚異的だと言えるでしょう。
コメント