さてさて、次世代のIT技術として話題になっている言葉「メタバーズ」、「NFT」、「Web3」、「DAO」というのが話題になっています。
なんとなくすごいのは分かるんだけど、なにがすごいのか?「分散型技術を利用した新しいインターネットの形」と言われてもいまひとつわからないですよね?
ざっくり説明してみたいと思います。
Conohaへの申し込みはこちらから【メタバースとは】
メタバースとは、仮想現実空間を指します。現実世界とは別の、自分が選んだアバターを操作し、仮想空間で活動することができます。また、メタバース内での取引には仮想通貨が使用されます。
言葉自体はとあるSF小説からきています。
それは『スノウ・クラッシュ』というニール・スティーブンス原作のSF小説です。
この小説、実は絶版となっていた作品なのですが、近年「メタヴァース」や「アバター」を考案した作品として、一躍有名になったので、2022年1月にその語源となる作品という事で復刊しています。
簡単に言うと、コンピュータ内部に構築された3Dの仮想現実空間とその中で展開されるサービスのことをメタバースといいます。
最近になり、VRゴーグルなどを使ってこのサービスを享受する人々が増えてきています。
新たなビジネス分野として熱く注目されています。
【NFTとは】
NFTとは、非代替性トークンの略称で、独自の識別子を持ったデジタルアセットです。たとえば、ある絵画をNFTとして登録すると、その絵画が誰に所有されているかを一意に特定することができます。NFTは、芸術作品や音楽、動画など、あらゆる種類のデジタルアセットに適用することができます。
ネットが普及してデジタルデータをみなさん無意識に送受信するようになっています。
ただ、感覚的に理解できるのですが、デジタルデータは簡単に複製が可能です。
これを「誰が、いつ、どこで、どんな手法で」作ったのか、購入したのか、などが証明できるようにするための証明書のようなものが『NFT』とよばれるものです。
これを実現するための技術が『ブロックチェーン』という技術です。
特にアートの世界では注目されています。
また、最近は簡単なデジタルイラストでもアートとして世界中に発信して販売することで数十億円など超高額の買値がついたりしてニュースになったり話題にもなっています。
絵画を高額で販売するにいわゆる「美術界」で認められる必要がありますが、NFTアートなどは全くの個人発信で成立するのが魅力のひとつです。
【Web3とは】
Web3とは、ブロックチェーン技術を活用した分散型インターネットのことを指します。従来のインターネットと異なり、中央集権的な権限がなく、情報や資産を安全かつ透明性の高い仕組みで管理することができます。
【DAOとは】
DAOとは、分散型自治組織の略称で、ブロックチェーン技術を活用して運営される自治組織です。参加者は、投票によって決定を行い、運営に参加することができます。
以上、メタバース、NFT、Web3、DAOについて、初心者でもわかりやすく解説しました。これらの技術は、従来のインターネットとは異なる、新しい世界を切り拓く可能性を秘めています。今後も注目が必要な分野であることは間違いありません。
ブロックチェーンとは? 分散型台帳技術の仕組みと利用の広がり
ブロックチェーンとは、分散型台帳技術の一種で、中央管理者がいないため改ざんや偽装が困難であるとされているシステムです。この技術は、ビットコインをはじめとする暗号通貨の取引に使われることが有名ですが、それ以外にも様々な分野で利用されています。
ブロックチェーンは、複数のノード(ネットワーク上のコンピューター)が共有するデータベースの一種です。新しいデータが追加されると、それが含まれるブロックと呼ばれるデータのまとまりが作られ、前のブロックとつながってチェーン状になります。このため、一度追加されたデータは、改ざんするためにはその後のブロックをすべて改ざんする必要があり、改ざんが困難であるとされています。
ブロックチェーンは、暗号通貨の取引だけでなく、投票や契約書管理、金融取引など、様々な分野で利用が進んでいます。そのため、今後も注目が集まっている技術の一つといえます。
【メタバースとNFTの関係】
メタバースとNFTは密接に関連しています。メタバース内での取引には、NFTを含めた仮想通貨が使用されるため、NFTを持っている人はメタバース内での活動がより豊かになります。また、メタバース内では、NFTを所有することで、自分のアバターに装飾品やアイテムを付けることができます。このため、NFTはメタバース内でのコレクションアイテムとしても注目を集めています。
【Web3とNFTの関係】
Web3とNFTは、分散型インターネット上でのデジタルアセットの管理に関して密接に関連しています。NFTは、分散型インターネット上で資産を管理するために使用され、Web3においては、NFTを活用した分散型アプリケーションの開発が進んでいます。これによって、NFTがより使い勝手のよいデジタルアセットとなり、Web3の進化を後押ししています。
【DAOとNFTの関係】
DAOとNFTは、両者が組み合わさることで、分散型自治組織の運営がよりスムーズに行われるようになります。例えば、DAOが所有するNFTを投票権として使用することができるようになり、参加者がより活発に投票することができるようになります。また、DAOがNFTを保有することで、その組織が所持する資産をより明確に管理することができます。
メタバース、NFT、Web3、DAOは、それぞれ独自の技術であるが、密接に関連していることがわかりました。これらの技術は、従来のインターネットにはない新しい価値を生み出すことができ、今後ますます注目されることが予想されます。初心者でも理解しやすいように解説しましたので、今後の参考にしてみてください。
【2023年最近のトレンド】
近年、NFTやメタバースを活用したプロジェクトが多数登場しています。例えば、NFTを用いたアーティストの作品販売や、メタバース上での音楽フェスティバル、仮想空間内でのオンラインゲームなどが挙げられます。また、DAOを活用した分散型自治組織の運営も注目されており、企業や団体などでも採用されるケースが増えています。
【今後の展望】
これらの技術が進化するにつれ、これまでにない新しいビジネスモデルが生まれる可能性があります。例えば、メタバース内でのショッピング体験の充実や、NFTを用いたデジタルアセットの相続、分散型自治組織による企業経営などが挙げられます。今後ますます多様化するNFTやメタバースの活用方法に注目して、ビジネスや投資の視点からも取り組むことが求められています。
メタバース、NFT、Web3、DAOは、分散型技術を中心に新しいビジネスモデルや社会システムを構築する上で、重要な役割を果たすことが期待されています。これらの分野に興味を持っている方は、参考にしてみてください。
【用語解説】
ここで、本文中に登場した用語の意味を簡単に解説しておきます。
・メタバース:仮想現実の世界で、人々が仮想空間内で交流したり、ビジネスやエンターテインメントを行ったりすることを可能にするプラットフォーム。代表的なものに、DecentralandやSandboxがあります。
・NFT(Non-Fungible Token):ブロックチェーン技術を用いたデジタルアセットの一種。一般的な仮想通貨と異なり、同一性が保証された一意なアセットとして扱われます。主にアート作品やゲーム内アイテムなどに用いられています。
・Web3:Web2(現在のインターネット)から分散型技術を導入し、より自律的かつ安全性の高いWebを目指す概念。Web3を実現する技術の1つにブロックチェーンがあります。
・DAO(Decentralized Autonomous Organization):分散型自治組織のこと。中央集権的な組織の代替として注目されており、ブロックチェーン技術を用いて経営プロセスを透明化し、参加者による自律的な決定を可能にします。
【参考文献】 本記事では、以下の文献を参考にして作成しました。
・CoinDesk Japan(2022年3月31日)「NFT、DAO、メタバースなど「Web3.0」技術、それぞれの役割と可能性」 ・GMOコイン(2022年4月1日)「メタバース、NFT、DAO、Web3.0って何?現役エンジニアが解説!」・日経クロステック(2022年3月29日)「Web3.0で何が変わる?メタバース・NFT・DAOの全貌」
本記事では、メタバース、NFT、Web3、DAOといった、最近注目を集めるテクノロジーについて解説しました。
メタバースは、現実世界を超えた新しい世界観を提供するプラットフォームで、ビジネスやエンターテインメントなど多岐にわたる分野での活用が期待されています。
NFTは、ブロックチェーン技術を用いたデジタルアセットの一種で、同一性が保証された一意なアセットとして扱われます。アート作品やゲーム内アイテムなど、さまざまな分野での活用が進んでいます。
Web3は、分散型技術を用いた、より自律的で安全性の高いWebを目指す概念であり、DAOやNFTなどが実現するための技術の1つです。
DAOは、分散型自治組織であり、ブロックチェーン技術を用いて透明性や自律的な決定が可能になります。従来の中央集権的な組織に代わる形で、注目を集めています。
これらのテクノロジーが急速に進化し、今後もますます多くの人々が利用することが予想されます。今後も注目を続け、その進化を追いかけていきましょう。
高速なインターネット環境が必要不可欠!メタバースやオンラインゲームの快適な体験に必要なこと
また、これらのテクノロジーをより快適に活用するためには、高速なインターネット環境が必要不可欠です。特にメタバースやオンラインゲームなどのリアルタイム性の高いコンテンツでは、遅延や切断が起こるとストレスや不便が生じます。したがって、これらのテクノロジーに興味がある方は、高速なインターネット回線の整備にも注目し、快適なオンライン体験を実現しましょう。
コメント